コロナ禍におけるネットがもたらした新たな問題
始まりました、ふじぽんの「今日も、うんとこどっこいしょ」
このブログは無知の私ふじぽんが、ブログの発信を通じて学んでいくことを目標としてスタートしました。心優しい方がいらっしゃいましたら、コメントやDMにてご教授・ご指摘いただければ幸いです。
お時間のある方はお付き合いのほどよろしくお願いします。
新型コロナウイルスが日本で初めて確認された日から1年以上が経過し、今や世界的な流行となっています。現状では、100年ほど前に流行したスペインかぜに続く規模にまで広がっています。それに加えて、当時は存在しなかったインターネットの登場が、新たな問題を生んだのではないかと考えられます。
医師がツイッターで「不確かな情報を流したり、不安を煽るのはやめましょう」と仰っています。確かにその通りだと思います。間違った情報により、救えるはずの命が救えない場面も多いことから、不確かな情報を流さないことは重要です。そして、正しい情報を得ることはとても大切です。
ただ、現在はインターネットが発達し、海外からの情報が増えたことで、厚生労働省が提供する情報とそれとの間に乖離が生じやすくなりました。その乖離がさらに不安を増幅させているのではないでしょうか。
例えば、先日北欧の国で若年層へのモデルナワクチン接種が一時停止になったそうです。これにより副反応のなかでもとりわけ心筋炎が注目されることとなりました。
厚生労働省の報告によると発生頻度は稀です。
こちらはイスラエルの報告。日付では北欧の国が接種中止を発表する一日前に掲載されたようです。
Myocarditis after BNT162b2 mRNA Vaccine against Covid-19 in Israel
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2109730?query=featured_home
今回の研究では、2回目のワクチン接種後21日以内に16歳から19歳の人に心筋炎が発生した場合、男性では6637人に1人、女性では99,853人に1人の割合で発生していました。
この報告だけをもって言及することは出来ませんが、一見すると二者間では数字の開きがあるように思われます。私は非専門家なので詳しくデータを読めませんが、このイスラエルの報告もツイッター上で拡散されていました。誰しも目に入る可能性はあり、見た後に不安になると同時に不信感を抱いてしまうのではないでしょうか。
ツイッターではワクチンに対する漠然とした忌避感を抱く場合でも、何らかのレッテルを貼られてしまうことがあり、ワクチンの話題を出しづらくなっています。悩める人が政府の提供する情報と違うもの得たときに、それを解決できる仕組みが少ないのではないでしょうか。これは、質の高いエビデンスが乏しく新しいカテゴリーで起こりがちな、一種のパラドックスだと思います。
インターネットの発達によって入手できる数ある情報を、どうやって取捨選択するか。100年前よりも、より大きく個人に裁量が委ねられているのかもしれません。
ふじぽんお蛇足まとめ
「Twitterでコロナの情報を集めようとすると、ポジティブな情報のみ発信している人とネガティブのみ発信している人を観測。天使と悪魔。どちらがどちらかは受け手によって変わるのかもしれません。月日が経てば答えは出るでしょう」
【追記:2021/10/13】